ドコモスマホでWi-Fiテザリングを使う方法|設定から活用・注意点まで

はじめに

スマホをモバイルルーター代わりに使える「Wi-Fiテザリング」は、外出先でPCやタブレットをネット接続したいときに非常に便利です。ドコモのAndroid端末では、最大10台まで同時接続が可能なことも多く、使いこなせば利便性が大きく広がります。
ただし、正しく設定できない、通信が遅くなる、バッテリー消費が激しいなどのトラブルも報告されます。本記事では、ドコモスマホでWi-Fiテザリングを安全に使うための設定手順、注意点、トラブル対応までを包括的に解説します。


テザリング(Wi-Fiテザリング)とは何か?

テザリングとは、スマホの通信回線(4G/5G)を使って他の機器(PC・タブレット・ゲーム機など)をインターネットにつなげる機能のこと。
特に Wi-Fiテザリング は、スマホが「Wi-Fiアクセスポイント(ホットスポット)」と化し、複数台を無線で接続できる形式です。ドコモスマホでは、契約プランが許せば追加料金なしに利用できることもあります。 ドコモスマホの使い方・トラブル解決

Wi-Fiテザリングのメリット・制限例:

  • メリット:ケーブル不要で複数台接続可能、外出先での利用に便利

  • 制限:バッテリー消費が激しい、データ通信量が増える、速度低下する可能性あり


ドコモスマホでWi-Fiテザリングを設定する手順

以下は Android/ドコモ端末で一般的な設定手順です。機種や Android バージョンによって表記やメニュー名は若干異なります。

  1. 設定アプリ を開く

  2. 「データ通信・機内モード」または「ネットワーク」や「接続設定」項目をタップ

  3. 「テザリング」を選択

  4. 「Wi-Fiテザリング」をタップ

  5. 警告メッセージが表示される場合は「OK」または「同意」をタップ

  6. SSID(ネットワーク名)とパスワードが既定で設定されていることが多いので、必要に応じて変更

    • SSID:識別しやすい名前に変更

    • セキュリティ方式:WPA/WPA2 PSK を選ぶのが安全(Open にすると誰でも接続可能)

  7. パスワードを 8文字以上で入力し、「保存」または「適用」をタップ

  8. 「Wi-Fiテザリング」にチェックまたはスイッチをオンにして、有効化する ドコモスマホの使い方・トラブル解決

この時点で、他の端末から先ほど設定した SSID/パスワードで接続できるようになります。


テザリングを無効化(オフ)する方法

一度有効化した Wi-Fiテザリングを停止したい場合の手順は下記の通りです。

  • ステータスバーを下にスワイプし、クイック設定パネルを開く

  • 「Wi-Fiテザリングが有効です」という通知をタップ

  • 「Wi-Fiテザリング」を再度タップしてチェックを外す/スイッチをオフにする ドコモスマホの使い方・トラブル解決

これでスマホはアクセスポイントとしての機能を停止します。


Wi-Fiテザリング利用時の注意点とおすすめ設定

バッテリー消費

テザリング利用時はスマホが常時アクセスポイントとして動作するため、電力消費が非常に高くなります。使わないときはこまめにオフにするか、充電しながらの使用がおすすめです。 ドコモスマホの使い方・トラブル解決

データ通信量の増加

接続した機器による大容量利用(動画視聴・ファイルダウンロードなど)は、通信量が急激に跳ね上がる可能性があります。契約しているパケットパックの容量を超えないよう注意しましょう。 ドコモスマホの使い方・トラブル解決

接続台数の制限

ドコモ端末では最大10台程度の接続まで対応しているモデルもありますが、複数台を同時接続すると各端末の速度は分割され、通信品質が落ちる可能性があります。 ドコモスマホの使い方・トラブル解決

セキュリティ設定

SSID をデフォルトのままにする、Open(無認証)設定にするなどはセキュリティリスクが高いため、WPA/WPA2 PSK と強いパスワード設定を推奨します。

接続維持と遮断

長時間接続を維持すると熱が発生したり、通信が不安定になることがあります。定期的に接続を切る、利用時間を制限するのも有効です。


接続できない・うまく使えないときのトラブル対処法

以下のチェックと対応を順番に行ってください。

問題 原因の可能性 対処法
他端末から接続できない SSID/パスワード間違い、テザリングがオフ 入力情報を見直す、設定をオンにする
接続はできるが通信できない モバイル通信がオフ、APN設定の不備 スマホの通信設定を確認
回線速度が遅い 接続台数が多すぎる、電波干渉、通信制限 接続台数を減らす、端末を近づける、通信環境見直し
テザリングがすぐ切れる スリープモード設定、バッテリー最適化 スリープしないよう設定、最適化除外設定を行う

私自身の体験談

ある日、外出先でノートPCを使いたくて Wi-Fiテザリングを使ったことがあります。最初は設定ミスで接続できず焦りましたが、SSID とパスワードの入力ミスが原因でした。それを訂正し、テザリングを有効化したところ、PC がすぐネットに繋がり作業ができました。ただ、1時間使っただけでバッテリーが大幅に減ってしまったので、以降はモバイルバッテリー併用が必須だと感じました。


まとめ

  • Wi-Fiテザリングはスマホを無線ルーター化できる便利な機能

  • 設定は SSID・パスワードの設定 → 有効化 → 他機器接続という流れ

  • 利用時はバッテリー消費・データ量・セキュリティに注意

  • トラブル時は設定・接続・通信状態を順番にチェックするのが確実


FAQ

Q1. テザリングは追加料金がかかりますか?
A. 多くの場合、ドコモでは追加料金なしで利用可能。ただし契約プランを確認してください。

Q2. テザリング中に通話できますか?
A. はい、スマホの通信機能は維持され、通話もできます(機種による)。

Q3. 接続できる台数は?
A. 機種によりますが、10台程度まで対応しているものもあります。

Q4. スリープ中も接続は維持されますか?
A. スリープ設定や省電力設定により切断されることがあります。

Q5. 公衆Wi-Fiと混在できますか?
A. 公衆Wi-Fiを使いつつ、スマホの回線を共有する設定は複雑なので一般的には使いません。

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