着信拒否を設定する方法|迷惑電話をシャットアウトするスマホ術

かかってきてほしくない電話番号、非通知・知らない番号…そんな着信を拒否・ブロックしたいときに使えるのが 着信拒否機能 です。
本記事では、iPhone/Android双方の定番手順、非通知着信の制御、注意点、トラブル対応までを丁寧に解説します。


目次

  1. 着信拒否とは?メリットと限界

  2. iPhone:特定番号を着信拒否する手順

  3. iPhone:非通知・未知番号からの着信拒否設定

  4. Android:特定番号をブロックする手順

  5. Android:非通知・電話帳外からの着信拒否設定

  6. キャリア提供の着信拒否サービスとの併用

  7. ブロック解除・設定確認方法

  8. 着信拒否後、相手にはどう聞こえるか

  9. 注意点・よくあるトラブル

  10. まとめ・チェックリスト


1. 着信拒否とは?メリットと限界

着信拒否(ブロック)は、スマホに登録した番号や非通知番号などからの着信を受け付けないようにする機能です。

主なメリット

  • 迷惑営業電話や勧誘電話、詐欺電話の着信を防止

  • 着信音が鳴らず、通知として扱われない

  • 通話履歴に残らないこともある

限界・注意点

  • 非通知・公衆電話・匿名発信など、拒否できないケースがある

  • 間違えて知人をブロックしてしまう可能性

  • ブロック後、相手には “繋がらない” 状態として認識される

  • キャリアや機種によって設定方法や仕様が異なる

まずは、自分のスマホや契約キャリアでどの方法が使えるかを確認してから設定を行いましょう。


2. iPhone:特定番号を着信拒否する手順

iPhoneでは、特定番号(連絡先または履歴にある番号)を簡単にブロックできます。以下の手順が基本です。 Appleサポート+2Ymobile+2

🎯 手順

  1. 「電話」アプリを開く

  2. 「履歴」タブまたは「連絡先」タブを開く

  3. ブロックしたい番号の横にある 「i(情報)」 ボタンをタップ

  4. 画面下部にスクロールして、「この発信者を着信拒否」 をタップ

  5. 「連絡先を着信拒否」を選択して確定

これで、その番号からの着信・SMS はブロックされます。


3. iPhone:非通知・未知番号からの着信拒否設定

発信者が非通知・匿名である場合、番号が特定できず通常のブロック対象になりません。iPhone にはこれを制御する機能があります。 スマホライフPLUS+3Ymobile+3C-BA PC-memo+3

不明な発信者を消音する機能

  1. 「設定」アプリ を開く

  2. 「電話」→「不明な発信者を消音」をオンにする Ymobile+2C-BA PC-memo+2

  3. すると、電話帳に登録されていない番号や非通知番号からの着信は、着信音なしで留守番電話に転送されるようになります Appleサポート+2スマホライフPLUS+2

ただし、通知自体が消えるわけではなく、不在着信の履歴は残る可能性があります。 Ymobile+1


4. Android:特定番号をブロックする手順

Android では、多くの機種で電話アプリにブロック機能が標準で備わっています。以下は一般的な操作例です。 スマホライフPLUS+4Googleヘルプ+4Android+4

📱 手順(Android 標準電話アプリを使用する場合)

  1. 「電話」アプリを開く

  2. 通話履歴(最近 / 履歴)を表示

  3. ブロックしたい番号をタップ or 長押し

  4. 表示されたメニューで 「ブロック / 着信拒否 / ブロックして迷惑電話として報告」 を選択 アプリオ+2Android+2

  5. または、電話アプリ → その他アイコン(︙) → 「設定」→「ブロック中の電話番号」→「番号を追加」等で直接登録 Googleヘルプ+2Android+2

この設定をすると、その番号からの着信は自動的に拒否され、通知や履歴に残らない場合もあります。 Googleヘルプ+2アプリオ+2


5. Android:非通知・電話帳外からの着信拒否設定

特定番号以外にも、非通知(表示番号なし)や電話帳に登録されていない発信元をまとめて拒否できる機能もあります。 スマホライフPLUS+3BIGLOBE+3Android+3

✅ 主な設定方法例

  • 電話アプリ → その他アイコン → 「設定」 → 「ブロック中の電話番号」 → 「不明(番号非通知)」をオン UQ WiMAX+3Googleヘルプ+3Android+3

  • 「迷惑電話フィルター」「スパム検出」機能をオンにして、自動的に疑わしい番号をブロックする設定を使う機種もある Android+1

  • 一部機種では、「電話帳登録外からの着信を拒否」などのオプションが設定項目に含まれていることもあります whoscall.com+1

ただし、すべての Android 機種でこれらのオプションが使えるわけではないため、あなたの機種でメニューを探してみてください。


6. キャリア提供の着信拒否サービスとの併用

スマホ本体の着信拒否機能だけでなく、ドコモや他キャリアが提供する「ナンバーブロック」「迷惑電話ストップサービス」などを利用する方法もあります。これを併用すると制約を補えることもあります。 Trend Micro News+1

  • たとえば、ドコモでは「番号指定ブロック(メニュー → 設定 → 番号指定ブロック)」という機能があります ドコモ

  • キャリアプランによっては月額料金が発生する場合もあるため、契約内容を確認することをおすすめします。 Trend Micro News+1

  • キャリア側でのブロックは、機種を変えても継続できることが多いというメリットがあります。


7. ブロック解除・設定確認方法

ブロックした番号を再び通話可能にしたり、設定を確認したりする操作も簡単にできます。

iPhone でのブロック解除

  1. 「設定」 → 「電話」 → 「着信拒否した連絡先」

  2. ブロック解除したい番号の横の 「編集」 → 「–(マイナス)」 →「解除」 を選ぶ Ymobile+1

Android でのブロック解除 / 設定確認

  1. 電話アプリ → その他アイコン → 「設定」

  2. 「ブロック中の電話番号」または「番号指定ブロック」などの項目を開く

  3. 登録済みの番号リストが表示されるので、解除したい番号を選んで「削除 / ブロック解除」する Googleヘルプ+2Android+2

また、ブロック中番号一覧を覗くことで設定が有効になっているかを確認できます。


8. 着信拒否後、相手にはどう聞こえるか

相手から見ると、ブロックされたときの挙動は端末・キャリアによって異なりますが、一般的なパターンは以下の通りです:

  • 通話不能 / ツー・ツー音 が鳴る

  • 無応答状態になる(相手には「応答なし」という表示)

  • 留守番電話に転送(iPhone の場合) されることもある Appleサポート+1

  • SMS(メッセージ)もブロックされるケースが多い

つまり、完全に相手を遮断するわけではなく、「繋がらない・通知されない」状態にするというイメージです。


9. 注意点・よくあるトラブル

問題 原因 対処策
間違えて知人をブロックしてしまった 番号の選択ミス ブロック解除手順を使って解除する
非通知拒否で重要電話も届かない 公的機関などが非通知でかけてくることがあるため 特定時間帯でのみ非通知拒否を使う、通知設定を併用する
ブロックしたはずの番号からかかってくる キャリアブロックと端末ブロックの重複設定が干渉している可能性 両方の設定を見直す
履歴が残る / 通知が来る 一部仕様で通知だけ残る機種がある 通知設定を確認、別アプリ・キャリアサービスを併用する
設定項目が見つからない 機種・OSバージョン・カスタムUIで名称が異なる 検索機能で「ブロック」「着信拒否」などを検索、機種サポートを参照

また、あまりに多数の番号をブロックしすぎると、管理が煩雑になることもあるため、定期的にリストを見直すことをおすすめします。


10. まとめ・チェックリスト

迷惑電話を減らすための着信拒否設定は、スマホの基本機能として必ず押さえておきたい操作です。以下のリストをチェックしながら設定してみてください。

チェックリスト:

  • iPhone/Android それぞれのブロック設定手順を把握

  • 特定番号をブロックできるか試す

  • 非通知・電話帳外番号の拒否も設定できるか確認

  • キャリアのブロックサービスも利用可能か確認

  • ブロック解除方法を覚えておく

  • ブロック後の通話挙動を理解しておく

  • 定期的にブロックリストを確認・整理